松江・出雲の気候に合わせた断熱&気密性能の考え方

2025年06月20日

松江・出雲の気候に合わせた断熱&気密性能の考え方

こんにちは!ピース島根です。
今日も新築をお考えの方に役立つコラムをお届けします。

本日は『松江・出雲の気候に合わせた断熱&気密性能の考え方』です!

山陰地方は冬の日本海からの季節風と高い湿度が特徴です。
松江・出雲エリアで快適な室内環境を保つためには、断熱と気密のバランスが重要となります。

まず断熱材は高性能グラスウール16Kや発泡ウレタン吹付が一般的ですが、UA値0.46以下(4地域基準)を目指すと、冬でもエアコン一台で過ごせるレベルに近づきます。

窓は熱損失が大きいため、樹脂サッシ+Low-Eダブルガラスが標準的。
さらに南面は日射取得型、北面は遮熱型ガラスを組み合わせると光熱費削減に効果的です。

気密性能はC値0.5以下を推奨。
気密測定を実施し、隙間風を抑えることで計画換気(第1種もしくは第3種)を効率よく機能させられます。

梅雨時期の湿気対策としては基礎断熱+床下エアコン、もしくは床下除湿機の併用を検討しましょう。
断熱等級6(HEAT20 G3相当)クラスまで高めれば、年間暖冷房費が大幅に削減でき、長期的にコストメリットが得られます。

初期投資とランニングコストのシミュレーションを行い、最適な性能を選択することが大切です。

松江・出雲の家づくりのヒント、参考になれば幸いです。