近所づきあいが楽しくなる『一戸建て前庭ガーデン計画』

2025年08月17日

近所づきあいが楽しくなる『一戸建て前庭ガーデン計画』

こんにちは。ピース島根です。

今日は、一戸建ての前庭を「毎日の挨拶が会話に育つ場所」へ。
主役は豪華な植栽ではなく、暮らしの気配と小さな心配りです。

今日の見どころ

門柱から玄関までを、まっすぐではなく“すこしだけ曲げる”。
歩みがゆるんで目が合いやすく、言葉が生まれます。
ポスト脇にベンチを一脚。郵便やゴミ出しのついでに腰掛けられる“滞在のきっかけ”が、前庭を小さな広場に変えてくれます。

植栽は「香り・常緑・手間いらず」

シンボルツリーは落葉掃除が軽いものを。
足元にはローズマリーやタイム、ラベンダー。
風にのる香りが「この匂い、何ですか?」を引き出します。
季節の彩りは多年草中心に、休日の数分で整うボリューム感にとどめるのが続くコツ。

見せる収納で“いつも整っている庭”

ホースやほうきは木製ボードに掛けて風景の一部へ。
子どもの外遊びグッズは玄関脇のバスケットに“ポン”でOK。
宅配ボックスとポストは門柱側にまとめ、配達動線を短く。
通りに面した場所ほど“整い感”がご近所へのウェルカムサインになります。

さりげない演出をひとつだけ

黒板プレートに「庭のハーブどうぞ」。
小さなリースやフラッグで季節を一滴。表札灯はやわらかな暖色に、足元には点々とガーデンライト。
夜の帰宅時にほっとする表情は、防犯面の安心にもつながります。

ほどよく隠し、ほどよく開く

視線が家の奥まで届く場合は、中木や半透明パネルでやわらげて。
通り側の砂利は“音で気配を知らせる”小さな盾に。
新築の計画時なら、電源・立水栓・排水・インターホンの高さ、雨の日の一時置きフックまで図面で決めておくと、暮らしてからの「惜しい」を減らせます。

おわりに

前庭は、家づくりの仕上げではなく“まちへの挨拶”そのもの。
弧を描く道、香るハーブ、整う道具、やわらかな灯り——どれも大げさではないけれど、毎日の気分を確かに上向かせてくれるものばかり。
まずは週末、ベンチと鉢をひとつ置いてみましょう。
あなたの一戸建てが、やさしくひらいた場所になります。