エアコン1台!サーモカメラで快適な室内温度を実証
2021年10月09日
室内と室外の温度をサーモカメラで測定
温度を測定するサーモカメラを使ってあちこち撮影してきましたのでご紹介します。
外観はこのようになっています。
北側と南側の外壁の温度が出ていますが色が明るくなるほど温度は高く、暗くなるほど温度は低くなっています。
窓がひときわ暗くなっていますが、これは日射遮熱ガラスを採用しているためです。しっかり日射熱から室温上昇を防いでくれています。とはいえ、100%防いでくれるわけではありません。
庇等で日射を遮る工夫はしていますが季節により太陽の高さは変わります。
庇でカバーできない場合は外付けシェード等で日射が入るのを防いでやると効果的です。
(冬は逆に日射熱を室内に取り込みたいところですがここ山陰ではあまり期待できません。)
それでは中に入ってみましょう。
玄関ドアです。外側から撮影しています。
撮影時は工事用ドアの状態でした。隙間だらけです。
ドアの四方から冷気が駄々洩れです。(色の濃ゆい部分がそうです。)
逆に中に入ると当たり前ですがドアの四方から外部の熱が入ってきます。
正規の玄関ドアを取り付けた時はまた変化します。
リビングです。
エアコンは24時間つけっぱなしにしています。1階リビングに14畳用エアコンを1台です。
【設定温度27℃】
そして、本来なら2階にもエアコンを設置して夏場は2階のエアコンを動かし、冷気を下に落とす予定ですが現時点ではまだついていません。暖かい空気、暑い空気は2階に上がっていくので当然2階は1階に比べて暑いです。
そこで一工夫。
サーキュレータです。
一見扇風機ですが実は結構な違いがあります。
扇風機もサーキュレータも羽根が回転して風が発生しますが、扇風機は空気を攪拌する、サーキュレータは風をまっすぐ送る。
こんな違いがあります。
この仕組みを利用してエアコンのない2階に1階の空調した空気を2階に送ります。
いい感じで空気が送れているようです。
2階ホールです。ほぼエアコンの設定温度通りとなってますね。
この家の特徴である吹抜です。
1階部分の約1/3を2階部分は半分を占めるので温熱環境的に大きな影響を及ぼします。
1階部分は24.9℃と結構いい感じですね。
そして肝心な2階は...
やはり高いです。28℃...1階より3℃高いですね...
この時はちょうど西日が差す時間帯だったからその影響もあると思います。
1階と2階の窓に西日の影響の差も出ています。
ちなみに2階のFIX窓にはお施主様の方で電動ブラインドを付けられる予定です。
次は1階LDKの掃き出し窓です。
太陽は西に傾きつつあるのでそこまで南側に日は当たってません。
そして室内側です。
この窓だけトリプルガラスです。
引違窓なので稼働部分はどうしても隙間から熱が入ってきますがガラス面はほぼ壁と同じ温度帯です。
さすがトリプルガラス!
そして気になる浴室、トイレ、洗濯室。
普通の家では温熱環境的にはなかなか厳しいのが一般的ではありますが...
さすがほぼ同じ室温です。
が、ここは出来れば冬場、寒いときにサーモカメラでみたいところですね。
今回、サーモカメラでもわかるように、エアコン1台で室内の温度を快適に保つことができています。
構造・窓の性能・施工・設計などトータル的に計画をして「快適な住環境」を標準としています。
そうすることで健康で快適に暮らせ、長期的にコスパの良い住まいとなるのです。
住まいの性能について、詳しくは井原建設にお気軽にお尋ねください!
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