なぜ、気密性の高い家をつくるか?【28日現場で気密測定ライブ開催】
健康を維持する環境を整える家
弊社が意識しているのは、「建ててからの生活が大事」そして「健康を維持する環境を整える家」であることです。
健康に毎日を過ごすためには、適度な運動やバランスのとれた食事も大事ですが、家のなかでの時間を心地よい温度と湿度の中で過ごし、ヒートショックなどを避けることも大切です。
そのための手段のひとつとして、私たちは断熱性を高めるとともに気密性の高い家をつくることを大切にしています。
気密性を高める理由1
断熱性を高めるだけでは家は快適にはなりません。せっかく性能のよい断熱材を厚く施工しても、隙間があったらそれは断熱材が入っていないことと同じです。
例えば同じ断熱性能の家でも隙間の多い家では電気代で大きな差が出ます。
最近一般的になっている家の断熱性能を表すUA値という値があります。
この数値が低いほど家の断熱性能はいいと言えます。(実はそうでもないのですがここでは省きます。)
ちなみに2020年に義務化されるはずだったUA値は0.87です。
それから気密性能を表す数値はC値といいます。家全体でどれくらい隙間があるかを表す値でこれも数値が低いほど隙間が小さく性能が良いと言えます。このC値は机上の計算では出ません。
現場で専用の測定機器を使い専門の技師が測定しないと絶対に出ない数値です。
では実際にどれくらい電気代の差が出るのでしょうか。以下の表にまとめてみました。
床面積 | 30坪 |
---|---|
UA値 | 0.37 |
室温設定 | 23℃ |
エアコン | 14畳用 |
(COP:4.0) | |
期間 | 11月~3月 |
UA値は弊社の平均値です。義務化されるはずだった0.87よりかなり良い数値です。
期間は暖房を使用する11月から3月の間に室温23℃で生活したらC値によって電気代がどう
変わるのかというお話です。
C値によって電気代がどれくらい差が出るか計算し表にまとめました。
計算式は工務店仲間でつくる勉強会でいただいたものを使用しました。特に気密にこだわっていない
家のC値は2.0としその家の電気代を基準とし、気密をよくしていくと電気代がどれだけ下がってい
くのでしょうか。
C値 | 差額(円) | |
---|---|---|
一般住宅 | 2.00 | 0円 |
SW基準 (スーパーウォール) |
1.00 |
¥-3,849 |
弊社基準 | 0.40 | ¥-6,159 |
弊社平均 | 0.30 | ¥-6,544 |
弊社記録 | 0.13 | ¥-7,198 |
どうでしょうか?5か月間とはいえ最大7000円以上の差が出ていますね。
月1,400円の差です。結構な差だと思いますがいかがでしょうか。ちなみに義務化される予定だった基準UA値0.87、C値2.0と弊社の平均値の家との電気代の比較をしてみると…
なんと!
¥57,929もの差が出ました…
月¥11,600弱の差…
ここまで差がでるとは思いませんでした。
今回のデータはエアコンを1台設置した場合の結果です。実際にUA値0.87の家では各部屋にエアコンを設置しないとかなり寒くなると思います。
また将来エアコンが故障した際にかかる費用も場合によっては複数台となり結構な金額になると思います。
あくまで計算の上ではありますが、断熱性能だけではなく気密性能にもぜひこだわっていただきたいと思います。
「気密にこだわる理由1」と書きました。実は気密にこだわる理由はもうひとつあります。
実はこちらも大変重要なお話になってきます。長くなりましたので続きはまたの機会にと思います。
「高性能を数値でみる」構造見学会開催
さて、今回ご紹介した気密測定ですが実は実測を行います。
今しか見れない、構造や断熱施工の様子をご覧いただけます。11/28(日)11時~は「気密測定ライブ」を実施!
どれだけ気密性が高いか、数値で高性能を確認することできます。
高気密・高断熱について「全然わからない」という方にも、わかりやすくご説明させていただきます。
また、建築中の現場ですが、この状態でも断熱性能の高さを十分ご体感いただけると思います。
見学会はご予約なしでご覧いただけますが気密測定実測の参加にはご予約が必要です。
お申込み方法
TEL:0852-36-8638
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