無添加住宅インタビュー「とことん無添加にこだわった母の愛を感じる家づくり」
2020年04月23日
子育て真っ最中のレポーターが住宅会社にお邪魔して、家づくりのあれこれやHPだけではわからないリアルな疑問を直接きいちゃう突撃レポート。 今回は、PIECEサイト内でも家づくり相談役をつとめる住宅プランナーの坂本さんと一緒に、カナツ技建工業さんがとことん自然素材にこだわる「無添加住宅モデルハウス」にお邪魔しました。 プランナーの森脇真理さんに家づくりや無添加住宅モデルハウスのみどころをご紹介していただきました。 (レポーター:みんなの広報tetokicross 三島恭美子) |
五感がフル作動して感じる空気感の違い
-- 入った瞬間に感じたのは「澄んだ空気感」でした。
表現が難しいですが、まろやか?というか「ふわっ」としながらも乾燥しすぎていない「しっとり」とした清潔感のある空気感を感じました。なにか秘密があるのでしょうか?
坂本:モデルハウスを見学するとき、結構この第一印象が大事なんですよ。
これまで本当にたくさんいろいろな住宅会社さんのモデルハウスに見学しましたが、毎回入った瞬間どう感じるかが楽しみなんです。
こちらのモデルハウスは見事に「嫌なニオイが一切しない」こと「圧迫感がない」という点が素晴らしいと感じました。
ニオイがしないって意外と普通気づかれないことが多いです。
森脇さん:床は無垢の木材、壁には漆喰を使っています。
漆喰には優れた性能が沢山あって、まず調湿性能があり年中湿度を適度な状態に調整してくれます。
無垢の木材も調質性能に優れています。漆喰は光を乱反射して、目に入る光をとっても柔らかくしてくれます。
空気が澄んでいる印象はこの漆喰も影響していると思いますよ。
内装材もそうですが、高気密高断熱にもこだわり、室内にきれいな空気を循環させるために24時間換気システムを採用しています。
エアコン1台稼働させるだけで家中が快適という高性能住宅なんです。
三島:なるほど、自然素材と高性能をうまく融合させた無添加住宅だから実現している空気感なんですね。
リビングやキッチンに差し込む太陽の光もすごく柔らかくて、あたたかいです。
室内の色も白を基調としていてナチュラルな感じが素敵ですね。
森脇さん:室内の色合いもシンプルな自然素材そのものの特長を活かして、飽きの来ない落ち着いた空間づくりを大切にしています。
ベースがシンプルなので、お客様の好みに合わせて家具やインテリアでお好きなカラーを取り入れそれぞれの個性を加えて居心地の良い空間を作って頂ければと思います。
さらに漆喰は、主成分が炭酸カルシウムで静電気を帯びにくい性質を持っていて、大気中に浮遊しているホコリをほとんど付着させません。
汚れは全て床に落ちるので、床さえきれいにお掃除すれば普段の掃除もラクチンという優れものなんです。
体に悪いものは使わない
「無添加住宅」は、化学建材はもちろん合成接着剤など体に悪い化学物質をできるだけ使わない超無添加な家づくりです。
それは、キッチンの収納建具ひとつへも配慮が徹底されていました。
三島:こちらのアイランドキッチン、収納扉に「あけてみて、ニオイをかいでみてね」と表示がしてありますね。
-- 実際に開けてニオイを嗅いでみました。
森脇さん:実はこの扉に使っているのは「米のり集成材」といって接着剤に「お米を練ってつくった糊」でつなげた集成材を使っています。
三島:あ!変なニオイがしないですね、ツンとしたニオイが全くしないです。
接着剤は結構有害な揮発性物質が含まれることが多いって言われますよね。
森脇さん:そうなんです。化学物質から有害なガスが揮発してしまうので、そういったことにも配慮して無害なものを使っています。
収納は特にニオイがこもるので。
-- 接着剤のほかにも壁には「漆喰」、断熱材には「炭化コルク」が使われていました。
三島:断熱材は炭化コルクと書かれていますが、コルクってあのコルクですか?
森脇さん:天然素材100%のコルクを断熱材として使っていて、外壁と屋根面とすべてコルクで覆っています。
見えないところにも自然素材にこだわっています。
プランナー自らの家づくりで住み心地を実験します!
-- 実は、プランナーの森脇さんご自身も新築計画がすすみ来年春には念願の新築一戸建てが完成予定だそう。
住宅会社スタッフの家づくりってめちゃくちゃ知りたいですよね。
家族4人の家づくり、きっかけはなんだったのでしょうか?
三島: いつから家づくりを考えておられたんですか?進学に合わせてとか?
森脇さん: 子どもたちは小学5年・3年生なんです。
きっかけは子どもの進学時期というより、子どもたちが伸び伸び過ごせていつか自分の部屋をもてるといいなというのが始まりでした。
たまたまいい土地があって、良い条件の土地が見つかったというのが決め手ですね。
三島: やはり土地がみつかるのはタイミングですよね。今はどんな段階ですか?
森脇さん:もう、ほぼプランは出来ています。これから本設計の図面作成に入りますよ。
自分の家で無添加住宅の仕様とか素材とか断熱性能もいろいろと実験してやろうかって考えています。
お客様には実際の住み心地とかも自分が実感した経験を活かして自信をもっておすすめしたいですよね。
三島:なにかこだわりというか、これは決めているというポイントがありますか?
森脇さん:いつもお客さんに確認するんですけど、「のちのち寝室にできる部屋が1階に欲しくないですか?」って聞くんですよ。
私自身の希望ですが、老後を考えてゆくゆくは寝室を1階に持ってきたいです。
何にでも使える部屋を一つ作っておいて、今は寝室として使わなくても後々そうできる部屋が欲しいと思っています。これは譲れないですよ。
-- こう話す森脇さんの圧力がすごくて、今の時期だけ必要な子どもの希望よりも、何より家族の将来を考えた老後に困らないプランニングの重要性を熱弁されました。
-- ここで、三島も坂本も子育て中に家づくりを経験したこともあり、話は子育てについて広がりました。
坂本:家づくりって子育ての時ばかりを考えていたらダメで将来長く住むということをイメージしないといけないですよね。
あと自然素材や無垢の木だから子どもが壁や床をキズつけちゃうって心配されがちだけど、子どもは絶対キズつけるからね!
そもそも家にそんな心配しちゃだめだよね。
家が傷つくからって、きれいな状態を保つことばかり気にして、子どもの成長を制限してしまうのってちょっと違うと思いますね。
三島:すごく良いこと言いますね。我が家もボロボロです。
坂本さんはどんな幼少時代を??
坂本:自分の子どものころなんて、障子は当然破ったし、ミカンの汁天井に飛ばして怒られてたし・・
実際に我が家の壁紙は子どもたちがちょっとした「めくれ」をどんどん剥いじゃう。
子どもってそんなもん。
だからこういう自然素材は傷も目立たないし自分で直せるから本来の子どもらしさを制限しない、おおらかな気持ちで子育てできる家っていいなって思います。
三島:結構やんちゃなTHE昭和の子ども時代をお過ごしだったんですね。
森脇さん:子どもたちには、安全な住まいで伸び伸び成長してほしいと願います。
無添加住宅のスタッフは私以外にも2人女性がいます。
初期のプランニングから実際に建築が進んでいく過程でも子育てママや女性目線の意見や感覚を大事にしながらお客様の住み心地の良さを第一に家づくりを進めていきます。
三島:子育てママが味方の家づくりってすごく心強いですね!
完成見学会開催されますか?いや単純にどんな家ができるか見たいです。
完成時期はいつごろですか?
森脇さん:来年の春ごろかな?もちろん完成見学会でお披露目を考えていますよ。
ぜひご覧下さいね。
モデルハウスではここも見てほしい!
三島:ここまで無添加住宅モデルハウスの魅力をたっぷりご紹介してきましたが、実際に見学されたお客様が、家を建てられた際参考にして取り入れた部分はありますか?
森脇さん:そうですね、結構みなさん
●玄関のシューズクローク
●1階のウォークインクローゼット
●階段下を利用したテレビ台
を間取りに取り入れられていますね。
玄関からすぐリビングなので家族用とお客様用の出入りをわけられるのは喜ばれます。
2階に子ども部屋、主寝室がありますが、モデルハウスのいいところはこういった部屋の広さや収納の配置や動線の工夫を実際に感覚で確かめながら暮らしをイメージできることです。
三島:2階の子ども部屋には実験コーナーもありましたが、あれはいつでも実験できるんですか?
森脇さん:いつでも実験できますよ!
金づちでつけたキズに水をかけて木材の凹み修復したり、ガスバーナーの火であぶって漆喰や炭化コルクの断熱材が燃えないか、などほかにもいろいろ実際にお客様と一緒に目の前で実験しますよ。
三島:結構すごい実験ですよね、ガスバーナーの火力も凄まじいですし・・
大胆な実験ばかりで、参加型エンターテイメント感も満載の楽しいモデルハウスですね。
もちろん自然素材の肌触りや空気感もぜひ実際にご家族皆さんで確かめていただきたいですね。
-- 身体に害のない素材だけでできた「無添加住宅」の魅力を、細かく丁寧に解説してくださる
森脇さん。自社がこだわる家づくりへの愛の深さを感じました。
また森脇さんが自宅にも採用した「1階に将来寝室になる部屋を」という間取りも実際にモ
デルハウスで確認ができます。こちらのモデルハウスは駐車場・キッズコーナーも完備され
ており、予約制で見学が可能です。ぜひホームページ・電話にてお問い合わせくださいね。
FAX:0852-23-6440
休業日:第2.3.4土曜日・日曜日
◇レポータープロフィール◇ みんなの広報|テトキクロス(HP) 30代子育て真っ最中の二児の母です。(中2・小2) 6年前に自宅を新築、家づくりを経験しました。 普段はなかなか聞けないリアルなことを素直に聞きたいままに 「今知りたい実際のとこ」をお伝えできるような取材を心がけています。 |
島根県松江市春日町642-1
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