みざわ建設【万上の家 見学レポート】〈奥出雲町〉
PIECE広報の三島です。
今回は奥出雲町に完成した「みざわ建設」さんのお家を見学してきました。
2週にわたって見学会を開催ということで少しだけ見どころを紹介!
「万上の家」
ネイビーカラーが印象的な洗練された外観デザイン。パキッと晴れた青空の下で撮影するはずが見学会前日から天気が荒れ、この雪!!
奥出雲の洗礼をしっかり受けながら、何とか吹雪の中外観写真をおさめることができました(笑)。
しかし、こうして実際に悪天候だからこそ、ガレージの役割や玄関ポーチ屋根の軒の深さのありがたみがよくわかるというもの!
そして、室内は外の極寒を忘れてしまうほどぬくぬく。
エアコン一台で十分な暖かさを保てることを実感できて、実は現場レポートに最も適した天候だったのではないか!?と我ながら”持ってるな”なんて思いながら、今回もワクワク楽しく見学させていただきました~。
「万上の家」とは一体どんなお家なのか?設計された三澤将太さんに案内をしていただきながら見どころポイントを聞きました!
奥出雲の冬はこんなもんじゃないですよ~、と三澤さん。
自然素材で心地良い快適な住まいを目指し、山陰の気候風土に合った高性能住宅を提供する「みざわ建設」。
住まいを考える上で重要なのは、その地に適した家であること。奥出雲町では、「冬の厳しさ」「雪」との共存は避けられない。そのため、みざわ建設では、快適な温熱環境を整えることはもちろん、積雪時に地震が起こった場合を想定し耐震性を求めているといいます。
こちらのお家は長期優良住宅で耐震等級2を取得、積雪1.78mにて許容応力度計算をしているのだそう。
この耐震性を備えながらも、空間の面白さを追求する、これがなかなか至難の業なんだとか!
それでは、実際にお家の中をご紹介していきたいと思います。
ダイナミックさと繊細さが調和する心地良い空間
中に入ると、こちらのダイナミックな空間!思わず「おおお」しか出ませんでした。
交差する大きな梁を見上げると、スーッと視線は天井にそって2階の窓へ抜けます。なんとも言えない開放感!
構造上必要だったという柱も見事にデザインとして活かされています。重厚感のある太い梁と縦、横を結ぶ線の強弱が絶妙なバランスですね。
また、壁面の一部にあえてシナ合板を貼りアクセントをつけたことで、空間が引き締まり上部の開放感をより一層引き立てています。
さらには、窓、照明やスイッチの取り付け位置、高さ、光と影に至るまで、実は視界に入る全てのバランスを緻密に計算されているというから驚きです!
ぜひ、こういったところも現地で設計士の三澤さんから解説を聴いてみていただきたいですね♪こだわり半端ないですからね!
シンプルながらも存在感のある素材
そして、みざわ建設さんが創り出す心地良い空間美。その魅力の大きな鍵を握るのは”素材感”。
三澤さんがセレクトするのは全て意図をもつ素材たち。
シンプルながらも多彩な存在感のある素材一つひとつが、まるで自分に与えられた仕事をわかっているかのように空間へ溶け込んでいました!
オリジナルの造作キッチン(赤みと木目の美しいニヤトー材) |
表情豊かなムラ感のあるタイル。深みのある色に惹きつけられる |
奥の壁はモルタルセメント感のあるフレキシブルボード |
洗面室は調湿性に優れたモイス仕上げ |
ワンフロアで完結する間取り
こちらのお家は、2階に子ども部屋として使えるフリースペースを設けていますが、暮らしやすさや将来のことを考え、主寝室を1階に設けることでワンフロアで生活が完結する間取りになっています。
キッチンの奥には主寝室とつながるウォークスルークローゼットがあり、回遊できる動線も必見です。
また、適所に設けられた収納やゆとりのあるランドリースペースなど、普段の生活のしやすさもバッチリ考えられていました!
シンプルながらもおしゃれな空間美、落ち着く心地良さ、性能面、暮らしやすさ、どれも見事で素晴らしいお家でした。
完成見学会について
いかがだったでしょうか?まだまだ細部にわたってご紹介したいですが、今回はここまで。
もっとよく知りたい!という方は「みざわ建設」さんの完成見学会へお越しくださいね。
日時:2024年3月9日(土)・10日(日)10:00-17:00
会場:奥出雲町馬木地内
また、Instagramやfacebookでもタイムリーな情報を発信されていますので、ぜひご覧ください。
三澤さん、ご協力いただきありがとうございました。
取材:2024.3 みんなの広報テトキクロス