2話 住宅ローン借入金
29歳2児ママの新築一戸建て体験談
前回までの話し
こんにちは★ティーエム21ウェブプロデューサーの鎌田です!
『23歳の主婦が2,500万円の家を買う』
前回は新築一戸建ての購入を決めた理由、経緯をお話しさせていただきました。
(前回のお話はこちら→https://shimane.piece-myhome.jp/usrful/iekau/5226)
今回は、住宅ローン借入金に関する、お金のお話しをしていこうと思います。
当時の実際の収入額や、当時払っていた固定費なども公開します!(※あくまでも当時の。です)
住宅ローン借入を考えている20代の方々の参考になればと思います(^^)
2、住宅ローン借入金
住宅ローン借入金
家を建てると決めたら、やはり真っ先に気になるのはお金のことですよね。
現金一括購入だ~!、、、なんてそう簡単にはできません。
そうなると、住宅ローン借入金の検討が必要です。
住宅ローン借入を検討するにあたって以下のことを考えました。
- 最大でどのくらいのお金が借りられるか
- 住宅ローン借入金の審査が通るのか
まず、自分たちはいくらお金を借りることができるのかを把握することが重要です。
この借入できる金額を把握して、どのぐらいの金額の家なら建てることができるか検討して行かなければならないですよね。
良いものを建てたい気持ちは有っても、自分たちの収入に見合ったものを建てなければ継続してローン返済していくことが大変になります。
しかし当時の我が家には悩ましい金銭事情がありまして、
- 車のローン返済中
- 頭金は出せない
- ボーナス返済はできない
この3点でした。(悩みの塊でしかない。。(笑))
そんな悩み多きわたしたちでしたがザックリと考えていたのが、
『賃貸家賃+マイカーローンを合わせた金額7万5,000円を上回る返済額にならないようにすれば返済して行けるのではないか』
と考えていました。
↓ここで当時の世帯収入と大きな固定費もお伝えしちゃいます。
★世帯収入★
- 主人・・・年収約300万円
- わたし・・・年収約250万円
=合計世帯収入・・・約550万円
★主な固定費★
※当時は3人家族(わたし・主人・未就学児1人)の場合
- 賃貸家賃・・・4万円(2LDK)
- 車ローン・・・3万5千円
- 水道代 ・・・約7千円
- 電気代 ・・・約1万円
- ガス代 ・・・約1万円
- 保育料 ・・・25,000円
- 自動車保険 ・・・約2万円(車2台分)
- 生命保険料 ・・・約2万円(夫婦2人分)
- 学資保険 ・・・約1万円(子供1人分)
あくまでも総支給額で計算してますので、手取り収入はもっと低いです。
わたしも、長女が2歳になるまではパートだったので、この約250万円と言うのは長女が2歳になった年からの収入です。
わたしが正社員になったからと言っても、世帯収入は決して多くない家庭だったと思います。
毎月必ず支払わなければならない当時の固定費はざっとこんなところです。
もちろんこの他にも、月々かかるガソリン代や携帯電話料金、食費、その他子供にかかるお金などさまざまな支出が有り、
もろもろ合計すると多い月で25万円ぐらいの支出が有りました。
時期によっては自動車税や車検代も支払わないといけないですし、とにかく大変だった記憶が有ります。
こんな状況なのに、住宅ローン借入して大丈夫?
誰もがそう思いますよね。
自分の過去ながら、書いていてわたしもそう思っています(笑)
ぶっちゃけ我が家の場合は、
主人名義だけでは2,500万円に対する住宅ローン借入審査を通過できませんでした。
転職して3年に満たなかったこと、マイカーローンの残債があったことが原因だったと思われます。
※勤務年数やローン有無だけに限らず、年収や年齢、様々な観点から割合を算出して審査するようなのであくまでこれは一例です。
『年収も低いし、賞与もないし、マイカーローン返済中だし、、無理に決まってるか~((+_+))』と感じたのを覚えています。。。
しかしこうなってくると、
- 新築一戸建てを諦めて賃貸に住み続ける
- 主人が借入できる最大値で住宅ローン借入し、残債はわたし名義で借りる
当時の状況で言うと、当然この2択になってしまいます。
いわゆる、わたしが連帯債務者になり、”夫婦名義で住宅ローン借入をする”ということです。
『わたし借金するの?23歳のわたしが?、、、それは嫌だ。と言うかわたしの年収じゃ借入出来んでしょ~』
これが当時のわたしの本心でした(;^_^A
当時のわたしはまだ23歳、中小企業勤務、一般事務職の年収なんてこんなものです。
大幅な昇給、将来の昇格も特に見込みはなく、これはもう一旦諦めて賃貸に住み続けるしかないかなと思っていたのです。
が、!!
わたしが3年以上同じ会社で働いでいたこと、正社員になっていたことから、『2,500万円全額は無理ですが、半分でしたら奥様も住宅ローン借入出来ます!』
と言われれてしまうのです。
しかもしかも!”頭金無しで住宅ローン借入ができる”とのことで、これには一番驚きました。
頭金が数百万円は必要と思っていたので、頭金無しでローンを組めることは、わたしたちのような若い世代からすると初期費用を抑えることができて確かに良いなとは感じましたし、
近年は35年ローンや40年ローンと言った長期返済プランもあるので20代のわたしたちからすると長期計画は立てやすいと思いました。
とは言えです、新築一戸建てが欲しい気持ちと、23歳の自分が約1,300万円の住宅ローンを背負うことの恐怖で気持ちは入り乱れます。
頭金無くても住宅ローン借入出来ますよ~!なんて美味しい話のように言われても、『じゃ、お願いします~♪』なんてすぐには言えません。当然しばらくの間は悩みました。
- 夫婦共同名義で借入した場合、どちらかが突然死んでしまっても約1,300万円の住宅ローンが残ってしまう
- その場合約1,300万円の住宅ローンを背負いながら子を育てる
- 子供が高校、大学とお金がかかる年になったとしてもローンを返済していけるのか
- 途中で返済不能になったらどうしよう
ここまで色々なことを毎日考え悩みましたが結局のところ、やはり当時は”賃貸に住み続けることがもったいない”と言う気持ちのほうが強かったのです。
家賃を支払うのは当然の義務ですが、家賃を払うのであれば、持ち家に払ったほうが良いのではないか。
仮に今から頭金を貯めるにしても、その頭金を貯めている間ももちろん賃貸に住み続けることになりますし、そう考えると時間とお金の無駄!と言う結論に至りました。
若いからこそ頭金を払わなくても、長期的なローンが組めるし、もしかしたら宝くじがあたるかもし(ryなんて一度は夢を見てみたりもしましたけど。
”35年ローンを組んでも、ボーナス返済が出来なくても、今と変わらない支出で、58歳には完済できるのであれば、、、!”
最後に、住宅ローンを夫婦共同名義で借入する決断に繋がったのはこれでした。
こんな事を言っては何ですが、実際には勢いも入ってます(笑)
若くしてローンを組む一番のメリットは、
- 長期的な返済計画を立てられることにより月々の返済額を抑えられること
- 若いうちにローン完済ができること
だとわたしは感じています。
住宅ローン借入銀行選び
そして、住宅ローン借入が出来ると分かれば借入銀行選びです。
我が家の場合、マイカーローン返済中だったことも有り、マイカーローンを組んでいる銀行で借入することになりました。
マイカーローン残高を一括返済し、ローンそのものを住宅ローンのみに1本化しています。
当時のマイカーローンの残高が40万~50万円ほどだったので、1本化する形をとっています。
仮にこのマイカーローン残高が数百万残っていたとしたら、、、新築一戸建て計画は数年先延ばしされていたかもしれません(;^_^A
お金を借りるときに多くの人が直面するのが金利です。
わたしの場合、
- 資金に余裕がなく、借入額が多く返済期間が長い
- 金利が爆上がりしたら対応できそうにない
こう言った不安があったので15年固定金利を選択し、自分が思う不安要素を軽減させることにしました。
金利にも固定金利や変動金利といったいくつかの種類が有り、わたしが住宅ローンを組んだ当時の変動金利は1%を切っていました。
当時よりは多少上がってはいるようですが現在もさほど大差は無いように感じます。世界目線で言うと、日本はまだまだ低金利のようですね。
利率だけで見ると、固定金利は変動金利よりも割高です。
最大のメリットは、どれだけ金利が上がっても15年間は一定の金利を超えることがないと言うことです。
固定金利、変動金利にもそれぞれのメリットデメリットがあるので、固定金利が全て正しい訳ではありません。
数字だけで見ると、変動金利に比べ固定金利のほうが割高ですし、やはり何と言っても変動金利の低金利さは魅力的です。
ただ、変動金利を選ぶ際には、
- 金利変動リスクにどれだけ対応できるか
この点はしっかりと考えなければならないと思います。
そもそも有り余る余裕をもって新築一戸建てをしていないわたしから見ると、金利が変動して一気に上がった時に対応できるのか。
ここを一番不安視していました。
金利の動きは誰にも予測できません。将来の金利の動きを把握して最初から有利なほうを選択するのは不可能に感じます。
資金に余裕がある、または借入期間が短く借入額か小さいかたは、変動金利のメリットを受けやすいかもしれませんが、借入額が多く長期返済計画だったので、
自分たちのライフプランに有った15年固定金利を選択しました。
もちろん各銀行によって金利を含めたメリット、デメリットは異なります!
条件に該当すれば、金利を下げられる支援対策を導入している銀行も有ります。
わたしが借入している銀行では子育支援対策を導入していて、子供の人数に合わせて金利が下がるなどローンレンジャー鎌田にはとってもうれしい対策が導入されているのです。
(しっかり利用中です。)
比較対象を作って、自分たちのライフプランや、返済計画に合っている銀行や金利を選ぶことが一番重要ですし、変動リスクにどこまで対応できるのかが金利選びでは重要になると思います。
実際に住宅ローンを返済し、家を維持する段階にならないと本当にいくら費用がかかるのかはハッキリと分かりません。
当初思い描いていた7万5千円を超えなければ。。。なんて甘ったるいのは確かですけど(笑)維持費を含めると余裕でオーバーします。
いざ返済が始まったら建物のお金だけではなく、当時の予想以上に維持費もかかったりと大変だと感じた場面は沢山あります。
また、年齢を重ねるにつれて『万が一病気にかかったら、、、』など万が一の場合に備え、住宅ローンに対する補償や、自身の生命保険に関する見直しも行うようになります。
大きな金額を借入するのですから、何事も備えることが重要ですが、備えにもそれなりの費用がかかってくるものです。
これらについても、実体験と併せて随時公開していきます!
ゆくゆく新築をお考えの方や今現在返済中の方の参考になればと思います(*^^*)
ここまでが住宅ローン借入金に関するわたしの実体験です。
次回はハウスメーカー選び、土地選びに関する実体験を中心にお話ししていきたいと思います(^^)/☆彡