4話 家の引き渡しまで

2023年07月20日

29歳2児ママの新築一戸建て体験談

前回までの話し

こんにちは★ティーエム21ウェブプロデューサーの鎌田です!

『23歳の主婦が2,500万円の家を買う』

前回は土地選び、住宅メーカー選びについてお話しさせていただきました。

(前回のお話はこちら→https://shimane.piece-myhome.jp/news/5340

今回は、住宅メーカーと土地を決定してからの流れをお話しさせていただきます。

もちろん、住宅メーカーによって流れは違うと思いますが、”こんな手続きや作業があるんだな”と思って

いただければ嬉しいです!

 

地盤調査から確定合意、そして地鎮祭から着工、引き渡しまでを分けて、わたしの体験をお話しさせていただきます☆

 

地盤調査から確定合意まで

これまでお話したように、土地や借入銀行に目星をつけて、住宅メーカーを決めて建築スケジュールを立てていくのですが

住宅メーカーを決めると

  • 性能や仕様の説明
  • 価格帯の説明
  • プランや資金の聞き取り

上記のようなことを最初に住宅メーカーと話し合い、そこから事前の敷地調査に入ります。

住宅メーカーからするとこの期間はいわゆるプレゼンのような感じです。

”ここが他社と違います”という利点や、資金のことを相談する期間と言えば伝わりやすいでしょうか。

この敷地調査では、

  • 登記簿謄本の確認
  • 現地調査の測量
  • 水道や電気などの状況確認
  • 地盤事前調査
  • 解体が発生する場合は解体調査

などを行っていただきました。

この、地盤事前調査なのですが、図面確定までは本調査には入りません。

ここでは”どんな土地なのか”をザックリと調べるようなイメージです。

そうです、ここで農地転用が必要になるということをしっかりと学びました。

登記簿を取ることによって、土地の状況、誰の名義か、何の名目の土地なのかがハッキリと分かります。

また、水道や電気をどこから引っぱるのか、電柱を新たに引かないと難しそう、、、水道を引っ張るのに結構な距離がありそう、、、などこのようなことを下見していただきます。

 

事前調査が終わると、

  • 図面提案
  • 概算見積もり提示
  • 資金計画表提示
  • スケジュール表の提示
  • 住宅ローン事前審査申し込み

 

を経て、図面や外構図など全てを確定し、申し込み契約に移ります。

契約時には土地契約、住宅ローン本申込みを行って手続きを進めていくことになります。

私が選んだハウスメーカーでは、この本申込み後に図面を確定し、地盤本調査に入りました。

前回お話したように本当~に決めることが多く、ここから着工までに第一次大変期が訪れます(笑)

以下が着工までに決めたことです。※これでもザックリ書いてみた。

 

【外部まわり】

  • 屋根廻りの確定(瓦・雨といなど)
  • サッシの確定(玄関戸・サッシカラーなど)
  • 外壁確定
  • ポーチ、玄関タイルの確定
  • 給排水図の確定(配管経路や外部水栓、給湯器など)
  • 外構部材の確定(境界や土留めブロック、ウッドデッキなど)

【内部まわり】

  • 内装造作材の確定(床・階段・手すり・建具・玄関収納・窓枠・畳など)
  • 収納部材の確定(棚の形状など)
  • 住器設備の確定(キッチン・バス・洗面化粧台・トイレなど)
  • 電気図位置確認(スイッチ・コンセント・AC・TV・電話・ドアホンなど)

 

ざっと言ってもこのくらいです。

これがわたしが思う第一次大変期です(笑)

毎週末住宅メーカーと打合せし、水回りの各種メーカーを廻ったり、住宅に関するすべての仕様を一つずつ決めて行くような流れで進めていました。

近隣に水回りメーカーの展示場が無く、松江市・米子市まで足を運ぶことも有り、とても大変でした。

 

仕様確定が終わると、確定合意に入ります。

  • 見積り確定
  • 資金計画確定
  • 確認申請・浄化槽申請手続き
  • 着工事金・諸費用のつなぎ融資手続き
  • 瑕疵担保の申し込み

 

我が家は、浄化槽と石州瓦で補助金をもらいました。

これも年によって違うと思いますが、いろんな補助金が有ります。

※次話では補助金、給付金に関しても詳しくご説明します。

 

この確定合意後、ようやく地鎮祭に入るのですが、とてもホッとしたのを覚えています(笑)

 

地鎮祭

みなさま地鎮祭をご存じですか?

地鎮祭とは、土木工事や建築など、工事を始める前に行う「その土地の守護神を祀り、土地を利用することの許しを得る儀式」です。

わたしもしっかりと地の神様を鎮めてまいりました。。

着工前にはこの儀式を行います。

要は、”無事に工事が終わりますように”とお祈りするのです。

この地鎮祭、お礼に包むお金だったり、お供え物の用意だったり、このような出費が結構あるので全額ローンだからと言って全く現金が要らない訳ではありません。

町内全域へ挨拶をしないといけないなどなど ( ̄▽ ̄;)

リアルなところで言うと、現金で20万円くらいは手元に有ると引き渡しまでにかかるこのような出費を賄えると思います。

全額ローンとは言え、やはり多少の現金は用意しておかなければなりませんね。

すべての地域がそうでないにしても、ど田舎自治体にはまだまだこのような地域が沢山有るのです。

土地柄によって変わることなのですが、古くからの自治会が有る土地に入ることは大変なことが多いなと感じました。

 

着工から上棟

着工前には配置の立ち合い確認を行い工事に入ります。

着工すると、

  • 公的基礎配筋検査
  • 地盤補強工事
  • 境界、土留め外構工事など
  • 木造積上げ

 

上記のような流れで木造積上げまでが終わると、棟上げ式です。

ここでも大工さんへの、休憩中のお茶出し・お弁当用意、お礼に包むお金などで結構現金が飛びました(笑)

これも地区によって違うのかわかりませんが、わたしはそのような経験をしています。

棟梁さんをはじめ、新築工事に携わってくださった大工さん6~7名全員にお金を包みました。

必ずしもこれが必要かと言うとそうではありませんが、これから住む大切な家を建ててもらいのですから、お金に限らず何らかの形でお礼をするのが良いそうです。

休憩中のお茶出しも我が家は行っています。

棟上げ式では御餅を撒く家庭も多いのではないでしょうか?

我が家は節約のためそこは削らせていただきました。

何かを削らねばどこまでも現金は飛んで行きます。

その土地柄、”御餅は必ずしも撒くものだ!”なんていう地域もあるのが現状ですが。

ここ数年、コロナの影響で御餅を撒く行事は随分減ってはいるようですね。

お祝い事、喜ばしいことではありますが、そこにも費用がかかることは確かです。

 

棟上げ式が終わると、第二次大変期が到来します。

ここでは2度目の仕様確定ですね。

ここでは主に内部廻り、内装クロスなどを決めます。

決めたことをざっと書くと、

  • 内装クロス・壁・天井・水回り床材
  • 照明器具
  • エアコン
  • カーテン
  • その他オーダーなどの確定(追加見積もりが発生した時は要所で増減表示をしてくださいました

ここでもやはり毎週末に打ち合わせを行って一つ一つを決定していくような流れです。

因みにこのタイミングでエアコンを3台購入しておきました(笑)

 

実は、引き渡し前からローンの返済はスタートします。

 

これもわたしの単なる知識不足でしたが、引き渡し前から支払いは始まるのです。

借入するタイミングにもよりけりですが、着工して割とすぐに支払いが始まりました。

一般的には、融資実行日から約2か月後くらいから引き落としが始まるようです。

遅かれ早かれ、払う事には変わりがないのですが、「か、覚悟が、、」と言う心境だったのを覚えています。

 

中間検査から竣工

棟上げが終わると、本当にあっという間に出来上がって行きます。

日々、みるみるうちに出来上がって行き、中間検査後にはわたし達も立ち合いのもと現場の確認を行います。

この中間検査は、まだフローリングや畳の敷かれていない段階で立ち合いし検査しました。

次に行う竣工検査時には畳もフローリングも敷かれほぼほぼ完成の状態になります。

竣工は引き渡しの20日前くらいに行いました。

そもそも竣工検査って?と、なりますよね。

簡単に言うと、”工事終了頃に外構も含めて施工状態に不具合が無いかを確認するための検査”です。

竣工検査では、

  • 機密測定
  • 公的完了検査
  • 火災保険契約
  • 登記手続き

などを行い、引き渡し10日前にはわたしたち立ち合いのもと最終確認を行います。

 

引き渡し

最終立ち合いが終わると、いよいよ引き渡しです。

引き渡し時には、

  • 鍵、各種書類の引き渡し
  • 取り扱い説明
  • 最終金の入金
  • 10年瑕疵担保付保証証明書発行

など、住宅設備の説明や各種書類の引き渡し、今後の手続きに関する説明を受けます。

引き渡し時、嬉しい気持ちはもちろんありましたが、ああ、、やっと終わった!という気持ちのほうが大きかったです(笑)

この引き渡し後、半年くらいはさまざまな手続きにバタバタします。

単純に、引き渡して終わり~!!!ではないのです。

給付金の申請や、初年度には確定申告が待ち構えています。

現在はネットから申請や申告するのが主流になって来ているようですが、当時はネット申告が普及し出した頃だったので全ての手続きを用紙媒体で行い、とても苦労しました。

ネット申告のほうが簡単ですがいずれにしても初見するととてもややこしいです。

登記簿や住民票が必要になって来るので、市役所や税務署に行かなければならなかったり←平日しか開いてませんので有給必須です(笑)

最初から理解し完璧には書類を揃えられません。

そうすると何度も足を運び二度手間になったり(二度手間ならばまだマシ)、わたしの場合は書類不備で三度手間くらい経験しています。

 

この、さまざまな手続きの部分に関して、次回は詳しく書いていこうと思います。

初年度の確定申告なども含め、初めて手続きを経験する人目線でどこのサイトよりも”分かりやすい”を重視して書いて行きますので是非ご覧ください★

どうぞお楽しみに~♪